色は匂えど

映画、特に洋画の感想を書いていきます(^-^)

『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』感想!! ※ネタバレあり

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作品情報

キャスト・スタッフ

【監督】
アンドレス・ムシェッティ
【製作】
ロイ・リー
ダン・リン
セス・グラハム=スミス
デビッド・カッツェンバーグ
【キャスト】
ジェイデン・リーベラー
ビル・スカルスガルド
フィン・ウルフハード
ソフィア・リリス
ニコラス・ハミルトン


あらすじ

とある田舎町で児童が行方不明になる事件が相次ぐ中、おとなしい少年ビルの弟が大雨の日に出掛け、大量の血痕を残して姿をくらます。自分を責めるビルの前に突如現れた“それ”を目撃して以来、彼は神出鬼没、変幻自在の“それ”の恐怖に襲われる。彼と同じく“それ”に遭遇した人々とビルは手を組み、“それ”に立ち向かうが……。

 (Yahoo映画より)

 

予告編

www.youtube.com

 イットってどういう意味?

さぁさぁやって来ました!30代のトラウマ刺激系映画ですよ!!

過去の自分の恐怖と対峙するような感覚で観てきてやりました!!!

 

実は小学生の頃、あれは確か『グーニーズ』か『ニューヨーク東8番街の奇跡』かドラえもんか何かのVHS(懐かしい!!)を借りた時にですね、お姉ちゃんとさぁ観ようとした時に、当時の『IT』の予告編が急に始まりまして。

↓こんな感じの

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 排水溝からいきなりピエロが出てくるっていう衝撃にですね、小学生だった僕は恥ずかしながらパニックになりまして。

 

朝の早い時間にも関わらず

「ぎゃぁぁぁぁああああ!!おかーさーーーーーんっ!!!う”ぁぁぁああぁぁああん!!!」

 

泣き叫んでやりましたよ。 今でも覚えてるくらい当時はめちゃくちゃ怖かったですね~。小学校低学年にはきつすぎました。

 

だからその記憶がすごく残っていたので、今回の映画はホラー好きな自分でも少しドキドキしながら観に行ったわけでした、同じような感覚の人きっとたくさんいると思います。

 

 

そもそも、イットってどういう意味なんだろうと思ってわれらがWIKIホニャララで調べてみたら、イットは鬼ごっこの鬼という意味らしいんですね。

 

だから題名の意味としては、鬼ごっこの鬼が見えたら終わりですよっていう超ハードレベルの無理ゲーというか文字通りの鬼ゲーみたいですね、よく分かんないけど。

 

 リメイク元との比較

最初にですね、結論から言ってしまうと、あんまり怖くなかったんですよ。

なんでだろうな~って思って考えてみると理由がわかりました。

この映画の”顔”であるピエロがですね、ペニー・ワイズってキャラクターなんですけど、それが怖すぎて怖くないんですよ。いや何言ってんだって言われるかもしれないんですけど本当にそうだったんですよ。

 

下にリメイク元との画像と並べてみますね。

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左がリメイク元で右が今回のペニーワイズです。

 

どうでしょう?

 

どっちが怖い顔をしてるかという質問ならば全員が間違いなく右と答えると思います。

でも、不安を感じるのはどっちかという質問ならどうでしょうか。

たぶん左と答える人が多いんじゃないでしょうか。

 

顔芸というか何というか。

オリジナルの方は、ピエロ本来が持つ親しみやすさと、何を考えているか分からない狂気が混在しているような雰囲気があるんですよね。観てないけど(笑)

「あ、こいつマジモンのヤベー奴だ」っていう感じです、関わったらアカン!っていうあれです。

 

だから最初から狂暴な顔の今作のピエロさんはですね~、惜しかったですよねそこが。

襲ってきたとしても「でしょうね!」で終わりですよ、そりゃそんな顔してりゃね。

ホラー映画の名を借りた青春映画

ただですね、好きか嫌いかで言えばすっごく好きな映画です!!!

上でいちゃもんつけておいてあれですが(笑)

 

もうね~何が良いってね、主人公たちの80年代感がすごくいいんですよね!!

見てください、よくこんな80年代顔を集めたな(笑)って感じですよ。

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映画の外だとけっこうイケてる感じです。↓

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話を戻しますが、この子たちはですね、学校ではルーザーズ(負け犬)クラブなんて呼ばれてるんですね、大人しい主人公やオタク、黒人に太っちょ転校生、孤独なヒロインという、いわいるいじめられっ子たちが主役なんですよ。

で、しかもそれぞれが深い問題を抱えていて、弟を失った喪失感を抱える主人公や、親に支配されている子、いじめっ子からの暴力に怯える子、性的虐待といったかなりヘビーな闇を抱えている子たちが、その問題とピエロを同時に跳ね返す内容なんですよこの映画は。

 

だからこの子たちを応援しないわけがない!!ってことなんですよ。

頑張れー!!って絶対なる!!

 

さらに言うと、ダークな部分もありつつもポップなシーンや甘酸っぱいシーンも絶妙のタイミングで挿入されてるから、内容が暗くなりすぎないようになっているんですよ。

お見事!!

 

特に紅一点のベバリーと主人公との距離感が、ホラーの合間に徐々に縮まっていくあたりすごく良かったです。

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というわけでして、まったく怖くはなかったんですが、かなり好きな映画になりました。

 

ラストシーンでは驚きのピエロ狩りシーンもあり、涙するシーンもあって感動します。

そして最後は「これが、恐怖、、、」とか言いながらピエロがどっか行きます(雑)

 

とりあえず『BLEACH』の「心か」のシーン張っておきますね。

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まぁ監督が『BLEACH』ファンかはともかく、本当の驚きはエンドクレジット中にありました。

 

タイトルがですね、まさかの

「IT/イット 第一章」ババーン!!

と、いうことで続編ありますよ~!!

 

色々言いましたが

迫力はすごくあるので映画館で観るのをオススメします!!以上!!